身長を伸ばす方法（食事）

子どもの身長を伸ばす方法で、親が力を尽くしてあげられるのは食事です。人間の体は食べたもので作られていきます。身長も、もちろん食べたもので作られます。成長期に何を食べさせるか、どんな食事を用意するかは子どもの発育に大きくかかわります。身長を伸ばす方法を模索しているなら、まずは食事の内容を見直してみましょう。

最初にチェックしたいのは、3食きちんと食べているかどうかという点です。朝はご飯を抜いている子も少なくないかもしれません。でも、朝ご飯は体を作るための大切な食事です。朝ご飯を抜くと、前日の夜から翌日の昼まで16時間近く何も食べない状態になってしまう可能性もあります。低血糖の危険もあるので、子どもには必ず朝ご飯を食べさせましょう。

身長を伸ばす方法としては、骨を作るカルシウム・筋肉・骨を作るたんぱく質・成長ホルモンの分泌を促す成分などを食事に織り込むことがおすすめです。カルシウムは牛乳や乳製品・葉物野菜や小魚・桜えびなどに含まれています。実は吸収率があまりよくないミネラルなので、チーズやヨーグルトなどいろいろ工夫して食べてもらうことが大切ですね。

たんぱく質は子どもが大好きなお肉にたくさん含まれています。またチーズや牛乳などにも含まれていますし、卵もそうですね。またお豆腐や納豆など大豆製品にも含まれています。魚もタンパク質を含む食べ物なので、朝・昼・晩と工夫してさまざまな料理に入れてみましょう。小食の子どもは特に、少しずついろいろなたんぱく質を食べることが大切です。

ほかにはアルギニンや亜鉛といった、成長ホルモンの分泌に関わる成分もあります。亜鉛は貝のカキをはじめ、豚レバーなどに含まれる成分です。アルギニンはアミノ酸の一種なので、たんぱく質を食べることである程度摂取できますよ。そして大切なのはバランスの良い食事を3食取り、しっかり日光を浴びて体を動かすことです。特にカルシウムの吸収には日光が欠かせません。

偏食が多い子どもや好き嫌いが激しい子どもだと、たんぱく質やカルシウムを充分摂れないこともあります。また食物アレルギーを持つ子も増えています。そんな時は、安全性に考慮して製造された子ども向けのサプリメントを使うこともひとつの方法です。子どもは大人と体の機能が異なるので、子供向けに開発されたものを適量与えてあげましょう。

バレーやバスケット・野球やサッカーなど、スポーツで頑張る子どもたちにとって身長はとても重要な勝つ要素です。また将来的に良い第一印象を得るためにも、子どもに高身長になってほしいと願う親は少なくありません。すらりと伸びた身長を手に入れるために、子どもが成長期の間だけでもバランスの良い食事と良質なサプリメントで栄養バランスを整えてあげましょう。