身長を伸ばす方法(睡眠)

身長を伸ばす方法(睡眠)

身長を伸ばす方法(睡眠)

 

子どもの身長を伸ばす方法にはいろいろありますが、子どもの健康のためにも実践してほしいのが充分な睡眠を確保するという方法です。子どもの成長に、睡眠は絶対に欠かすことができません。昔から日本では「寝る子は育つ」と言われてきましたが、近年の研究者や有識者もこぞって「睡眠をきちんととる子は体も脳もしっかり成長する」と主張しています。

 

では、子どもにとってどれくらいの睡眠が必要なのでしょうか。生まれたばかりの赤ちゃんは、なんと1日20時間近く眠っていることもあります。少なくとも16時間は眠って過ごしています。幼稚園生なら10時間から11時間、小学生でも10時間はしっかり眠る必要があります。小学生以下の子どもは、必ず9時には就寝させなければ睡眠不足になってしまうのです。最近は子どもの夜更かしが問題になっていますよね。

 

スマホやゲームに夢中になったり、勉強で夜更かしし始める中学生・高校生にとっても睡眠は大切です。実は中高生でも8時間の睡眠は必要と言われているんですよ。中高生は思春期に入ってホルモンバランスも大きく変わる時期です。きちんと睡眠時間をとらせたいですね。ではなぜ身長を伸ばす方法として睡眠が注目されているのでしょうか。そのポイントは「成長ホルモン」です。

 

成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるのです。もっとも多く分泌されるのは夜の10時から深夜の2時までと言われています。しかもその時間帯に深い眠りと言われる「ノンレム睡眠」になっているタイミングで、成長ホルモンが分泌されると言われています。つまり夜更かしをするほど、眠りが浅くなるほど成長ホルモンの分泌が抑制されてしまうんです。

 

成長ホルモンは、夜ぐっすり眠ることがポイントです。そこで寝る前30分から1時間は、入浴やゲーム・スマホなどは避けましょう。スマホのブルーライトは熟睡しにくくなると言われています。また少し空腹くらいの方が成長ホルモンがしっかり分泌されますし、満腹だと寝つきが悪くなります。そこで食事は入眠の2時間前には済ませておきたいですね。さらに朝いちばんにしっかり朝日を浴び、昼も日光を浴びてしっかり運動することが大切です。

 

早寝早起きは、元気な子どもの基本なのです。また成長ホルモンの分泌に関わるという亜鉛やアルギニンといった成分もきちんと食事やサプリメントで補っておくこともポイントですね。「寝る子は育つ」は迷信ではありません。しっかり寝る子はすくすく育ちますし、深く考えられる子どもに成長します。子どもの可能性を伸ばしてあげるためにも、良質な睡眠がとれる環境を整えてあげましょう。