背を伸ばす運動（正座）

背を伸ばす方法として、正座をベースにしたストレッチがちょっと注目を集めていることを知っていますか。身長の高さには「遺伝」や「体質」など、いろいろな要素が絡み合っています。でも一度大人になってしまえば、身長は伸びないと言われています。でも最近、大人の背を伸ばすストレッチが注目されており、正座ベースのストレッチもその一つなんですよ。

ストレッチは面倒でなかなか長続きしない人も少なくありませんよね。また「正しいやり方がわからない」という人も多いでしょう。そんな人でも毎日簡単に続けられる背を伸ばす方法として、正座ストレッチがオススメなのです。正座ストレッチは動画でも紹介されていますが、やり方はとても簡単です。正座をして、そのまま後ろに上半身を倒すだけなんですよ。

実際にやってみると、太ももや腰などにかなり負荷がかかります。ヘルニアなどを持っている人は無理をしないようにしましょう。でも太ももから腰にかけて、かなり背筋が伸びているのが自分でもわかります。正座ストレッチをやってみただけで、人によっては少し背が伸びることがあるようです。1回だけではもちろんすぐに戻ってしまいますが、続けることで多少違いが出てくるかもしれません。

この正座ストレッチをすると、背筋がまっすぐ伸びます。実はここが重要なのです。現代人は姿勢が悪い人が少なくなく、股関節などいろいろな場所が縮んでいることも多いそうです。こういった大人の体に潜む「隠れ身長」を引き出すために、ストレッチが役立つのです。人によっては隠れ身長を引き出すストレッチを続け、正しい姿勢を維持し続けるだけで数センチ背が伸びることもあるようですよ。

大人になると、骨の成長による背の伸びはほとんど期待できなくなります。「男性は25歳くらいまで伸びる」という説も古くからありますが、実際にグングン伸びるのは男性で18歳前後、女性は16歳前後と言われています。高校生くらいまではカルシウムなどの栄養をバランスよく摂り、しっかり睡眠をとることで成長ホルモンの分泌を促進させて身長を伸ばすことも可能です。でも、それ以降はちょっと難しいですよね。

でも、背を伸ばす効果があると言われているストレッチなら大人になっても可能です。毎日続けられますし、正しい姿勢を維持することは腰痛や肩回りの凝りなどの緩和にもつながります。ただし大人の体は骨が硬くなっていますし、関節も固めです。無理をせずに続けることが大切ですね。痛みが強い場合は中断し、整形外科や整骨院といったプロの意見を聞きながら続けてみましょう。